今回この記事では、バイナリーオプションの中の一つ「順張り」について
どういった手法なのか?
順張りには、何がオススメなのか?
順張りを使う上で気をつけるべき所はどこなのか?
どのようにすれば稼ぐことができるのか?
を主に紹介させていただきます。
また、順張りを使う際での良い点や悪い点についても触れるので、まず順張りを使う前に確認をしてみてから最終的に使うかどうか判断してみるのも大事です。
順張りは、バイナリーオプションが初心者の人に優しい手法なので、バイナリーオプションを始めてみたい人や初心者の人は最後まで読んでみてください。
取引手法 順張り
順張り手法は、相場が動いている同方向にエントリーする手法です。
例えば、上昇トレンドに相場がある場合は、上昇し続けることに期待をしてHighエントリーに、下降トレンドの時は、下降し続けることに期待をしてLowエントリーにします。
トレンドと同方向にエントリーするこの手法のことを、順張りと言います。
順張りに必要な3つの手法
順張りをする上で必要なのは主に3つの手法です。
押し目買い・戻り売り
ローソク足
移動平均線
押し目買い・戻り売り
トレンドを用いた押し目買い・戻り売りはバイナリーオプションでは、順張りの基本となっています。
上昇トレンドの最中に利益確定の売りに押されて下がってきたところでもう一度買う手法が押し目買い。
下降トレンドの最中に利益確定の買いに押されて上がってきたところでもう一度売る手法が戻り売り。
どちらの手法もトレンドが続くことを予想し、利益を狙います。
ローソク足
始値・高値・安値・終値の4つの値を相場の変化を時系列で記録し、表示させたものをローソク足と言います。
分足・時間足・日足・月足などの種類によって時間軸が異なるので、ローソク足は掴みたい相場ごとに種類を使い分けることが必要です。
移動平均線
移動平均線は、線で一定期間の終値の平均値を繋げたものです。ローソク足と移動平均線との位置関係を確認して使用します。
移動平均線より上にローソク足があるときは相場が強気なので買う。移動平均線より下にローソク足があるときは相場が弱気なので売る。この目線でエントリーすると高勝率になります。
移動平均線を利用する上での設定方法
設定期間が短かったり長いと、トレンドも読めずエントリーのタイミングも読めなくなるので、平均線をどのくらいの期間のものを参考にするのかが、移動平均線を利用する上で大切になってきます。
オススメは、トレンドを読むためのものとエントリータイミングを読むためのもの2つの移動平均線を設定することです。
・トレンドを読む用は、パラメータを10
・エントリータイミングを読む用は、パラメータを20
上記の設定で始めてみて使いやすいように自分に合う設定を調整していくと良いです。
順張りにオススメできない相場環境
トレンド相場の全部に順張りがハマるわけではありません。
大きくて2種類のトレンド相場があります。
予測のしづらいメリハリのない値動きのトレンド相場
予測のしやすいキレイな値動きのトレンド相場
トレンドが出たとしていても予測のしづらいメリハリのない値動きのトレンド相場では、順張りがハマらない相場になります。
なので、予測のしづらいメリハリのない値動きのトレンド相場が出てきた時は、気を付けておきましょう。
順張りにオススメの相場環境
順張りをバイナリーオプションで使う際にオススメの相場環境は、「相場に値動きがしっかりとあるトレンド相場」です。
同じようなローソク足が3つ以上連続していて落ち着いている相場環境が一番オススメです。
順張りに合うオススメのインジケーター
次は、順張りをバイナリーオプションで使う際に合うオススメのインジケーターについて解説と紹介をさせていただきます。
主にトレンドを見分けることが出来るものが、順張りをバイナリーオプションで使う際に合うオススメのインジケーターです。
例としては、ボリンジャーバンド・移動平均線(Moving Average)・一目均衡表などがトレンドを見分けることが出来るインジケーターとして世界中で多くのトレーダーが使用して取引を行なっています。
Meta Trader4に最初からボリンジャーバンドと移動平均線と一目均衡表はあるものなので、誰でも使うことができます。
移動平均線だけで順張りは出来る!
移動平均線だけで意外にも順張りは出来てしまうのです。
どの向きに次は動くのかを、長期線や短期線をみることで予測することが出来ます。
しかも、押し目買いも戻し売りも移動平均線だけで行うことも出来るのです。
順張りを使う上で移動平均線は、初心者や始めたばかりの人にも使いやすく、なおかつ汎用性もあるので順張りを使う上でとても必要になります。
移動平均線の主な種類
平均線の形成のされ方が少し違った移動平均線が、主に3種類あります。
期間の設定以外に移動平均線は3種類あります。
加重移動平均(WMA)
指数平滑移動平均(EMA)
単純移動平均(SMAまたはMA)
どれを選ぶかは意見が分かれるので、自分で実際に使ってみてから使いやすいかなどを考えて使ってみるのが良いと思います。
では、簡単にそれぞれの違う部分を解説します。
加重移動平均(Weighted Moving Average )
5日加重平均を例にすると、2日目の価格を2倍 3日目が3倍 4日目が4倍 5日目が5倍の価格にして計算をしています。
価格を最近のものにポイントを置いた分析が出来ます。
指数平滑移動平均(Exponential Moving Average)
2倍で最近の価格を表したものが指数平滑移動平均です。
例として3日EMAの場合は、3日目を2倍の価格で表して3で割ったものです。
なので、加重移動平均より最近の価格をポイントに置いてあらwしたものになっています。
単純移動平均(Simple Moving Average)
単純と書いてある通り、一定期間の平均した価格を計算したもので表されているものが、単純移動平均です。
移動平均線とは?
一定期間の平均した価格を計算して表した値を線でつないだものです。
移動平均線を使うと、相場の動きが分かりやすい表になります。
主な移動平均線の使用方法
主な移動平均線の見方は簡単なので、これから紹介する2つを主な使い方と覚えておきましょう。
移動平均線の傾斜角度を見る方法
移動平均線とローソク足の互いの場所の関わりをみる方法
移動平均線の傾斜角度を見る方法
トレンドの強さや方向が分かれば、今後の相場の動きが分かります。
平坦な傾斜角度の移動平均線の場合は、停滞
右斜め上方向で急な傾斜角度の場合は、強い上昇トレンド
右斜め下方向で急な傾斜角度の場合は、強い下降トレンド
移動平均線とローソク足の互いの場所の関わりをみる方法
現在の相場が、強気か弱気かレンジなのかを、移動平均線とローソク足の互いの場所の関わりを見ることで判断します。
移動平均線より上にローソク足がある場合は、強気。この場合は、現在上昇中もしくは、今後上昇していくということです。
移動平均線を上下にローソク足が動いているもしくは、移動平均線とローソク足が重なっている場合が、レンジの相場です。
理解ができたら、順張りに使える方法を次に紹介していきます。
移動平均線を応用した使用方法
次に紹介するのは順張りを使う上での元となるものです。
上記で紹介したものはあくまでも基本的なものなので、バイナリーオプションで活用するには移動平均線の基本をよく覚えてからにしましょう。
いくつもある移動平均線チャートに表示させてから移動平均線を使う
相場を理解するには1つの移動平均線だけでは難しいです。
以下の3つの平均線を使い、相場をしっかりと理解しましょう。
長期平均線
中期平均線
短期平均線
順張り手法に役立つ移動平均線の使用方法
次は、バイナリーオプションで順張り手法を使う際に役立つ移動平均線の使用方法について紹介と解説をしていきます。
主に3つバイナリーオプションで順張り手法を使う際に役立つ移動平均線の使用方法があります。
オーバーシュート
パーフェクトオーダー
ゴールデンクロス・デッドクロス
オーバーシュート
移動平均乖離率ともオーバーシュートは言われています。
3つの移動平均線と現在の相場がどの程度離れているかを、%で表示させたものです。
元々の価格水準に戻ろうとする力が、移動平均線と現在の価格水準が大きく離れると働きます。
高勝率の計画を立てるには、この相場の動きを利用することで立てることが出来ます。
パーフェクトオーダー
3つの移動平均線を使用した見方で、一つ一つの移動平均線傾きが同じ状態ことをパーフェクトオーダーと言います。
これを覚えられれば、トレンドの方向性を理解出来るので、短期移動平均線が抵抗になっている部分でエントリーをするときにトレンドの方向に出来るのです。
ゴールデンクロス・デッドクロス
トレンドの転換を移動平均線から読み取れる一つの判断基準が、ゴールデンクロス・デッドクロスです。
ゴールデンクロス:下から上に短期移動平均線が長期移動平均線を通り抜ける
デッドクロス:上から下に短期移動平均線が長期移動平均線を通り抜ける
相場が転換するかもしれないと示す合図なだけなので、トレンドが必ずしも転換する訳ではありません。
ですが、覚えておけば、今からトレンドが転換するかもしれないと頭に入れて置いて、トレンドを即座に掴むことが出来ます。
順張りでオススメできない時間帯
バイナリーオプションで順張りを用いる場合下記の値動きが激しい時間帯はオススメしません。
重要経済指標
各国の金融市場の休日
節目時間
マーケットのオープン前後30分
以上のの時間帯を知っていれば損失を減らすことができるので取引は控えた方が良いです。
順張りでオススメの時間帯と通貨ペア
トレンドは時間帯で通貨の値動きが活発になることによって出やすくなるので、時間帯と通貨ペアのことは、覚えておきましょう。
午後9時から午後12時:EUR/USD
午前10時から午前12時:USD/JPY
午後9時から午後12時:EUR/USD
1つ目のオススメの時間帯と通貨ペアは、「米ドル」と「ユーロ」の世界基軸通貨の通貨ペアです。
EUR/USDは、トレンドが続くかがわかりやすい通貨ペアなのでわかりやすいものを選びたい人にオススメです。
数多くの世界中のトレーダーが重要視している「節目の価格」が、「トレンドライン」や「水平ライン」を引いて分析がしやすく、数多くのトレーダーに注目されています。
分析がしやすいということは、強く綺麗なトレンドが続きやすいということです。強く綺麗なトレンドが続きやすいということは、順張りを用いてのエントリーに期待できるということです。
午前10時から午前12時:USD/JPY
2つ目のオススメの時間帯と通貨ペアは、USD/JPYの日本人的世界的によく知られている通貨ペアです。
ドルと円の価格はテレビや新聞などでよく見聞きすることが多いと思います。日本人にとって100円ほどと節目になりやすくわかりやすい価格です。
この通貨ペアは、トレンドがでた場合に大きく一方向に動く性質なので、トレンドも変えやすく分析もしやすくトレードもしやすい通貨ペアだと思います。もし、円高や円安になっても日本とアメリカの政策上で、介入や金利が調整されやすいです。
稼ぐための順張り3つのポイント
トレンドの動きを徹底的に確認する
順張りでデモトレードをする
順張りで実際のトレードの経験をする
トレンドの動きを徹底的に確認する
まずはトレンドの動きの確認を徹底的にすることが大事です。トレンドがどう変化するのか推測して、推測どうりなら利益になるからです
最初は推測するのは難しいと思うので、慣れるまでは徹底的に確認しながらトレンドに合わせてエントリーしていけば利益が出てくるでしょう。
押し目買い・戻り売り・ローソク足・移動平均線の3つを主に用いてトレンドの移り変わりの見方などを覚えていきましょう。様々な手法を用いることができれば、利益につながりやすくなります。
順張りでデモトレードをする
すぐに資産を使うのはとても不安だと思うので、まずは順張りをデモトレードでしてみて要点を理解していくことが大事です。
資産を使わずに実際のトレードと同じように取引ができるので、リスクを背負わずにトレードの要点を理解したい人は、デモトレードで練習しておきましょう。慣れるまでアプリなどで練習をして慣れてきたら実際のトレードに移りましょう。
順張りで実際のトレードの経験をする
実際に資産を使ってのトレードなので気楽には出来ませんが、無理せず自分のペースで行いましょう。不安な部分ができたらデモトレードで練習しながら、回数を重ねればその分経験になるので、あとは実践あるのみです。
順張りの良い点
順張りの良い点は、取引を相場に準じてするので損失が生まれにくい点です。
初心者でも、相場がHighの時に買ってLowの時に売るエントリー方法なので簡単です。どうすればいいのかわからない場合はこの方法で始めてみてください。
順張りの悪い点
順張りの悪い点は、エントリーする回数が増えることです。
順張りは、トレンドの向きによって取引を行うので、必然的にエントリーをする回数が増えてしまいます。取引に勝つことが出来続ければ利益もその分増えやすいが、トレンドの向きが逆になれば損失の方が多くなるので注意が必要です。
初心者はエントリーする回数を頻繁にせずにリスクヘッジすることも大事です。慣れれば、少しずつ利益を増やすことが出来ますし、損失も生まれにくくなります。
順張りまとめ
今回は、初心者に優しく始めやすい順張りについて紹介させていただきました。
相場に準じての取引なので、これから始めてみたい人は順張りからしてみましょう。感覚を掴み取っていくのがバイナリーオプションなので、取引方法を理解出来てきたらあとは経験あるのみです。